わが国では、少子高齢化、価値観の多様化、国際化、情報化など21世紀の社会の新たな枠組みを迎えている。
20世紀とは異なる、このような新たな環境条件に適応していくために、中小企業の果たす役割は、きわめて大きいものがある。
この時代の転換期において、中小企業に対する経営診断・経営支援についての専門性やスキルを有する個人が結集して、この会を設立し、東京都文京区という地域において、地域活性化と中小企業振興に資する、一歩一歩の具体的行動を起こしていこうとするものである。
文京区内の商工行政や商工団体と協力・協働して、中小企業者・創業予定者や商店街・地域産業集積等に対し、創業支援、経営診断・経営支援、研修等、その経営基盤の安定と経営の革新、地域経済の活性化に寄与する事業を行っていきたいと考えている。
活動は、参画する構成員の意志と叡智と情熱の高さがその出発点を形成し、その活動のレベルを規定するものである。構成員が互いに切磋琢磨し、お互いを高めあい、また他の団体とも協力しあいながら、新しい活動のうねり=ネットワークを作り出し、もって、新たな地域社会の公共性、共同性と公益性を追求・実現していこうとするものである。
これまで任意団体として活動を展開してきた。しかし、任意団体としての活動には、さまざまな面で限界があり、真の意味でこれらの活動を実行していくためには、目指す方向性を照らし合わせると、「市民が行う自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展の促進」を目的とする、特定非営利活動法人が最適であると考える。よって、ここに特定非営利活動法人文京区中小企業経営協会を設立する。